お茶との暮らし

    「水出し」のお茶とは

    みなさまこんにちは、オンラインスタッフみどぱです。 夏季に限定で作られる「水出し茶」。   「水出し」って何?   そう思った方もいらっしゃるかと思います。   水出しのお茶とは、お湯ではなく、お水で抽出したお茶のこと。       お茶は、高い温度で抽出すると、 カテキンなどの苦味や渋みの成分が溶け出しやすくなります。   一方、低い温度で抽出すると、 苦味の成分は出にくく、うまみや甘味の成分が溶け出しやすくなるのです。     そのため、水出しのお茶は、 お湯で入れたお茶よりも、まろやかに味わっていただけるのです。   「普通の煎茶をお水で出すのはダメなの?」 と、思われた方。   通常の煎茶を水出しすると、若干生臭みが出てしまいます。       水出し煎茶は、水で出した時に最も美味しくなるよう ブレンドをした、水出し専用の煎茶。...

    夏のしつらえ

    みなさま、こんにちは(´∀`) だんだん夏らしくなってきましたね✨ 冷やしたお茶をグビっと飲むのが好きなケコです✨   三方を山で囲まれた盆地の京都は、 夏は驚くほど蒸し暑く、冬は底冷えが厳しいです💦 少しでも涼をと、「建具替え」をされるお家もあるのではないでしょうか。   本店のお座敷もいよいよ 夏のしつらえになってまいりました。   籐むしろ(とむしろ)、 御簾(みす)の戸襖。 夏の建具替えは、涼風を五感で楽しむことができますね☺️   そして、祇園祭の時期ならではの 檜扇(ヒオウギ)😊   檜扇(ヒオウギ)は悪霊退散に用いられたことから、 怨霊の怒りを鎮めるために始められた祇園祭には特に“祭花”として 檜扇が欠かせないものとされてきました。   夏に橙色や黄色の花を咲かせるこの花は、 お祭りの風物の一つとしてよく民家の軒先などに飾られていたようです。   いつも昔からの慣わしなどを ありがたいことにたくさんの方に教えていただきます。   いつもの風景でも 教えてもらってから見ると...

    京都の夏越の祓

    みなさまこんにちは。 オンラインスタッフみどぱです。   6月30日、一年のちょうど半分にあたる日。   京都では“夏越の祓(なごしのはらい)”といい、 半年の間に身に溜まった穢れを落とし、 残り半年の無病息災や、疫病退散を祈願する神事があります。     神社には茅の輪(ちのわ)が設置され、参拝者はくぐって厄除けを行います。       そこで、京都市の北に位置する全国約1万2000社の天満宮、 天神社の総本社『全国天満宮総本社 北野天満宮』へやってきました。     季節によっては手水がお花で彩られているそう🌻 この日は向日葵なども。   そしてこちらが御本殿正面に設置された、大茅の輪。     京都の中でも、最大級の茅の輪です。   茅の輪をくぐって境内へ。    ...

    夏期限定メニューの『宇治きん氷』

    こんにちは。オンラインスタッフみどぱです。   日中は日差しも強く、汗ばむ日が増えてきました💦   今回は、毎年当店のカフェでご提供しております 夏期限定メニューの『宇治きん氷』をご紹介いたします♪     夏期限定メニューの『宇治きん氷』      今年も5月1日(月)より、ご提供をスタートしたかき氷メニュー。   『宇治きん氷』は、綿雪のような口どけの氷に、 ソフトクリームを添えた真っ白な状態でご用意します。     そこに、旨味のある抹茶蜜、香り高いほうじ茶蜜、 抹茶蜜&ほうじ茶蜜の3種類の中からお選びいただき、   お好きなように蜜をかけながら 楽しんでいただけます。     綺麗にハーフ&ハーフでかけてもよし、 シマシマ模様にしたり、抹茶だけ、ほうじ茶だけで…     …と、楽しんでいると ソフトクリームが倒れてきてしまいました💦...

    三室戸寺あじさい園

    みなさまこんにちは。 オンラインスタッフみどぱです。 ジメジメとした梅雨の季節☔️ おでかけを躊躇しがちな梅雨ですが、この時期ならではの、宇治・三室戸寺の『あじさい園』をご紹介します。   6月は三室戸寺で『紫陽花(あじさい)』を楽しむ   6月といえば紫陽花の季節。 昔、祖父母の家の庭にも大きな紫陽花が咲いていたのを思い出します😌   しかし、三室戸寺の『あじさい園』は庭先の規模とは全く違います…!     約5,000坪の広大な庭園、「与楽苑」内で、約2万株の紫陽花が背の高い杉の木の根元を覆い尽くす、圧巻の景観。     西洋アジサイや柏葉アジサイなど、約50種類もの紫陽花を一度に見ることができ、紫陽花特有の淡いブルーからビビットなピンクが一面に広がります。     撮影をしながら、肉眼でも楽しむのに大忙し。     また、幻の紫陽花とも言われる、「七段花(しちだんか)」という種類も見ることができます。 七段花(しちだんか)は花の尖った「がく片」が重なって星形に見えますね。   (ちなみに、紫陽花の花弁のような部分は「がく片」で、花弁は中心の小さな部分です。)     そして、三室戸寺で毎年話題なのが、ハートの紫陽花。 たくさんの紫陽花の中に、ハート型に見える花を見つけることができました。...

    茶に惚れてはならない。

    茶に惚れてはならない。荒茶の仕入れや品質鑑定をし始めたころ、そう教わりました。   素人同然だった手前、当然何を言っているのかさっぱりわからずに、専門用語としては茶と惚れるが言葉として結びつかないし、もちろん惚れるという感覚なんて全く、カケラさえなく。これは美味しいな、この香りは広がりがいいな、 こういう感じのお茶は苦手だな。 使い勝手がいいな、綺麗な見た目だな、安く買えてお得だったな。 いろいろな失敗もしながら、月日が経ち、徐々に経験値を積んでいくことができました。 そんな日々の、ある日。   期せずして、そのお茶は目の前にやってきたのです。 それはもう圧倒的な存在感で。   異質なオーラを放ち。今までの経験の全てを嘲笑うように、「お前は何も知らない」と言っていました。   美味しいとか、好きだなとか、綺麗だとか。そんな表現の全てを遠い彼方に消し去るほど、その味と香りに「鷲掴みに」されていました。 こんなお茶がこの世に存在するのか、、、と唸りながら。   そして気づけば教えられた禁を破り、”茶に惚れて”しまった自分がいました。あぁ、あの時言っていたことはこれか。これが惚れるだったのか。   なぜ禁じられたのか、ようやくわかったのです。     例えばそれは、お客さまが求められるであろう「茶」を考えなくなってしまうから。 例えばそれは、価格を無視して、使えるかどうかもわからない「茶」を仕入れてしまうから。(往々にして”惚れて”しまうようなお茶は高い) 例えばそれは、自分が惚れた「茶」を、人に押し付けようとし過ぎるから。 自分勝手になることへの戒め。そのための ”茶に惚れるな” でした。 あれから少し時は流れて。   その禁は、、、あまり?ほとんど?むしろ全くと言わざる得ないほど、守られていません(笑)なぜなら惚れるほどのお茶は滅多になく、作り手の理想やこんなお茶にしたいという強い意志を、お茶を通じて感じられる方が、結果的に人の役により立てると思うから。作らずにはいられない人たちが作ったお茶が、存在し続ける未来に美しさを感じるから。...

    リニューアルした『マルトベイク』

    多くのみなさまにご愛顧いただいておりました、『抹茶・ほうじ茶フィナンシェ』。   この度、一段と美味しくなって 『マルトベイク』にリニューアルいたしました😊🎊     どのように変わったのか、みなさまに少しだけご紹介。     生まれ変わった“お茶の焼き菓子”   『まると』は当店の屋号、 『ベイク』は焼き上げた、を合わせて 「中村藤吉本店の焼菓子」という意味です。     今まで、抹茶やほうじ茶、季節ごとのフィナンシェも、 高い評価をいただいていました。   しかし、「もっと美味しくできる」という気持ちから 時間をかけて改良を重ねました。     テーマは「時間が経っても美味しい」こと。     当社フィナンシェのしっとり生地はお茶風味を活かすけれど、時間が経つと、べたっとになる...   べたっとすると、口の中でモタつき、お茶の味が感じにくくなりました。  ...

    若鮎と「ととのう」

    みなさまこんにちは。みどぱです。 今回、本店スタッフにオススメのお茶をインタビュー!   本店スタッフにきく “初めての中村藤吉本店で、一つお茶を買うなら”   宇治の本店、お茶売り場のスタッフKさんに 「初めての中村藤吉本店で、ひとつお茶を買うなら?」とオススメを聞いてみました。     スタッフKさん:私のオススメは「くきほうじ茶」です。 なんといっても香りが印象的。   香ばしい香りとすっきりとした後味、ほんの少し後味に甘味を感じます。   家で家族とゆっくり過ごす時に飲んでいただきたいですね。     みどぱ:Kさんが“ほうじ茶”で思い出に残っていることなどはありますか?     スタッフKさん:香りや味はずーっと記憶に残っているもので、ほうじ茶の香りといえば思い出すのが、通っていた小学校。   学校に「お茶飲み場」があり、蛇口から ほうじ茶や京番茶が出てくる水道がありました。    今考えるとありがたいのですが… 小学生にはかなり熱めの温度でした。    ...