一煎目の余韻を広げるやさしい一杯

みなさま、こんにちは☺️オンラインスタッフのケコです。

一煎目をゆっくりと味わったあと、急須の中には、まだ開ききった茶葉が残っています。
新茶の時間は、ここで終わりではありません。
むしろ、ここからもうひとつの時間がはじまります。
それが、「二煎目」です。

一煎目が、香りを味わう一杯だとしたら、二煎目は、より軽やかに、すっと広がる一杯。
少しだけ温度を上げたお湯を注ぐと、先ほどまでとは違う表情が、ゆっくりと現れてきます。
香りはやわらかく、味わいはすっきりと。
一煎目で感じた余韻を引き継ぎながら、どこか軽やかに、次の一口へと導いてくれます。

同じ茶葉でありながら、まったく違う印象を持つ二煎目。
その変化は、新茶というお茶の奥行きを、静かに教えてくれるようにも感じられます。
ひとつの茶葉の中に、いくつもの味わいが重なっていること。

そして、その一杯一杯が、少しずつ異なる時間をつくっていること。
一煎目が「はじまり」だとしたら、
二煎目は「ひろがり」。
味わいが強くなるのではなく、むしろ、やわらかく広がっていくような感覚。
それは、どこか心をゆるめてくれるような時間。
忙しい日々の中では、一杯飲んで終わり、ということも多いかもしれません。
けれど、新茶の二煎目には、もう少しだけ、その時間を続けてみる価値があります。

一度立ち止まり、もう一度お湯を注ぐ。
その少しのひと手間が、お茶の時間を、少しだけ深くしてくれます。
一煎目の余韻とともに、二煎目を。
そのつながりの中で、新茶の魅力は、よりゆっくりと広がっていきます。

今日の一杯が、もう一口分だけ、やさしい時間になりますように。

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