皆さま、こんにちは✨オンラインスタッフのケコです。
満開だった桜が、少しずつ風に舞い、気づけば足元に淡い花びらが重なるころ。
にぎやかな花の時間が過ぎたあとに訪れる、少し静かな、けれど豊かな時間。
私は、その頃こそ「いちばん美味しいもの」があると感じています。
桜の季節は、どうしても「見る春」。
目で楽しみ、写真に残し、足早に過ぎていくことが多い時間。
花が散ったあとの春は、香りや味、口に含んだ余韻へと、感覚がゆっくり戻ってきます。
朝の空気が、やわらかくなったとき
冷たい風と、日差しが交差するとき
湯を注いだお茶が、すっと身体に馴染むとき
そんな瞬間にこそ、お茶やお菓子の「美味しさ」が、静かに立ち上がってくると感じます。
桜が終わるころ、人の心も、日常へと戻り始め、味わう準備が、ようやく整う。
そんなタイミングでいただく一服のお茶や、ひと口のお菓子は、不思議なほど、深く心に残ります。
「もう終わりかな」と思った頃にこそ、実は、いちばん良い時間が残っている。
それを知っていると、季節の過ごし方が、少し変わる気がします。
桜が終わったあとも、春は続いています。
音を立てず、静かに、けれど確かに。
慌てず、追いかけず、今ある季節を、ゆっくり味わう。
そんな時間に寄り添えるお茶とお菓子を、これからもお届けしていけたらと思っています。
桜が終わるころ。美味しい春を、どうぞ。
